日本社会医学会
社会医学会レター
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
社会医学会レター
日本社会医学会 2006-2号 2007年5月10日発行
事務局

〒464-8601 名古屋市千種区不老町
 名古屋大学情報連携基盤センター 宮尾研究室
 Tel/FAX: 052-789-4363 mmiyao@med.nagoya-u.ac.jp

目次 ・第48回日本社会医学会総会 ご案内(第2報)
・選挙です。皆さま、投票してください。
・第48回日本社会医学会総会の企画
・4月24日理事会が大阪で開催されました。選挙細則の改定がされました。
・第48回日本社会医学会総会(名古屋)の成功へ
・日本社会医学会『奨励賞』 について
・雑談のコーナー・ メタボリック?
・会費の納入をお願いします。
・「社会医学会ニュース」へ投稿を
・「社会医学研究」にメールで投稿しましょう

第 48回日本社会医学会総会 ご案内(第2報)

企画運営委員長 久永直見(愛知教育大)
社会医学会会員の皆さま。第48回日本社会医学会企画運営委員長の久永直見です。今夏の社会医学会に是非、ご参加ください。まず、演題を出しましょう。
メインテーマ「格差社会の健康を守る社会医学」

演題募集中です。6月15日締め切り

日時2007年7月21日(土)13時〜22日(日)17時

場所名古屋大学東山キャンパス IB電子情報館
(名古屋市営地下鉄名城線名古屋大学駅下車3番出口徒歩1分)

事務局:〒468-8601 愛知県名古屋市千種区不老町
名古屋大学情報連携基盤センター 宮尾研究室内
(052)789-4363 E-mail:mmiyao@med.nagoya-u.ac.jp


開催日程: 第1日(7月21日(土))
特別講演、招待講演、シンポジウム等、夜に懇親会、自由集会
      第2日(7月22日(日)) 総会・一般口演

理事会、評議員会、および総会日程
 理事会:7月21日(土)午前9時30分〜10時30分
 評議員会:7月21日(土)午前11時〜12時 
 総会:7月22日(日)午後1時〜2時

一般口演演題募集:

要望分野
(1)健康格差(非正規労働、ホームレス、無保険など含む)、(2)公衆衛生、(3)メンタルヘルスをめぐる問題、(4)産業保健、(5)教員の健康、(6)国際保健、など広く社会医学のテーマの発表

演題受付締切:2007年6月15日必着
抄録の締切:2007年6月20日必着 

発表者の資格:非会員の演題発表も歓迎します

一般口演の抄録
 (1)用紙設定: A4サイズ 1ページ。余白は上下左右とも25mm。
 (2)書式: 冒頭にタイトル、演者氏名、共同研究者名、所属。
 (3)文字サイズはタイトル:12ポイント、本文:10ポイント。
  文字間隔・段数は規定致しません。図表の挿入は可とします。
●MS-WordのテンプレートがHPからダウンロードできます)

演題・抄録原稿の送付先
E-mail:mmiyao@med.nagoya-u.ac.jp
名古屋大学情報連携基盤センター 宮尾研究室内
日本社会医学会事務局 宛

演題の審査・受理:企画運営委員会で行い、発表者に通知します。

発表方法: 口演 10分、討論 5分 合計15分
プロジェクターを使う場合:全てパワーポイント(Win)です。
(当日口演の1時間前にCDかUSBフラッシュメモリを持参)
 資料配布:自由です。配布資料は各自でご準備下さい。

一般口演以外(特別講演等)の抄録

 A4サイズ 2ページ。書式は一般口演と同じ。締切等別途連絡。

参加費 一般3000円 学生・院生1000円

懇親会に参加しましょう。7月21日(土)の午後5時半から名大生協のレストラン「花の木」です。格安の3000円です。

選挙です。皆さま、投票してください。

評議員選挙に投票しましょう。本レターには、投票用紙が同封されています。
投票の締め切りは2007年6月15日(金)必着です。裏面に関連記事があります。

第48回日本社会医学会総会の企画

企画運営委員長 久永直見

 第48回日本社会医学会総会は7月21日・22日の2日間、「格差社会の健康を守る社会医学」をメインテーマとして名古屋市の名古屋大学東山キャンパスで開催されます。
 本学会総会は、招待講演に韓国のウルサン(蔚山)大学教授、金良昊(キムヤンホ)先生をお迎えします。金先生は、ソウル大学医学部のご出身で、熊本大学で、三浦教授に師事し、原田正純先生らとも交流していました。韓国の貧困者医療や労働者医療を実践し、韓国の社会医学の祖ともいうべき先生です。「韓国における社会医学の歩みと展望」(仮題)をお話いただきます。
 また、特別講演には名古屋大学医学部附属病院長の松尾清一先生をお願いします。松尾先生は、腎臓内科のご専門で、名古屋大学の医学部民主化が曲がり角に来たころから、病院の管理運営への提言を若手としてリードされ、また、大学病院における研修制度を先頭になって確立されました。大学病院のあり方・経営、医師養成、危機的な医療保険制度に対して、わが国の世論形成に大きく発言されています。
 シンポジウムは、いくつか企画されていますが、高鳥毛先生をコーディネータに、健康格差(非正規労働、ホームレス、無保険など含む)のメインテーマの課題を行います。また、上畑先生をコーディネータに、メンタルヘルスの課題も取り上げられます。さらに、垰田先生や三栄先生をコーディネータに、教員の労働と健康のシンポを依頼中です。こうしたシンポジウムは、会員の皆さまからの演題も見て、その中からシンポに採用して発表していただくことも行われますので、要望課題を積極的に出題してください。おおむね40歳以下の会員の発表にたいする奨励賞も5件表彰されます。優秀発表は、機関誌「社会医学研究」への投稿が奨励されます。
 会場は、地下鉄・名古屋大学駅(名城線)の3番出口徒歩1分のガラス張りの美しいIB電子情報館です。名古屋駅から東山線本山乗り換えで、30分以内で着きます。中部国際空港からは、名鉄で金山駅に行き、地下鉄名城線で名古屋大学駅まで、1時間くらいで着きます。
 今回の学会は、1日目の夕方に懇親会が開催され、会員通しの交流が図られることが特色です。自由集会は、懇親会後に開催されます。自由集会の開催も募集中ですので、ご連絡ください。
 抄録集は、全会員に事前に配送されます。そのため、抄録の締切が6月20日になっています。演題締切6月15日から間がありませんが、そういう事情ですので、よろしくお願いします。
学会をつくるのは、会員の皆さまです。ぜひ、積極的に発表をお願いします。また、参加するだけの会員も大歓迎です。7月21日に名古屋でお会いしましょう。

4月24日理事会が大阪で開催されました。選挙細則の改定がされました。

 日本産業衛生学会の開催中の2007月4月24日夕刻、大阪国際ビルで、2006年度第2回理事会が開催されました。12名の出席で、成立(他に全欠席者からの委任状)しました。
 選挙と第48回総会が主な議題でした。選挙については、選挙細則をわかりやすいように若干の修正を加え、下記の通りと改定しました。

日本社会医学会役員選出細則

2000年7月決定
2007年4月24日一部改正

1.(評議員の選出及び定数)
 評議員は、10名連記による全会員の直接投票によって選出される。全国の会員名簿に登載された全会員を候補者として投票を行い、地域ごとに得票順位の上位から別に定める定員を選出する。地域の評議員定員は会員10名につき1名を原則とする。
理事会は、性、地域、職種、年令等を考慮して、指名によって若干名の評議員を追加することができる。
2.(理事の選出及び定数)
 理事は、評議員の互選によって選出される。 理事の定数は、10名以内とする。選出された理事は、総会で承認されねばならない。
3.(理事長の選出)
 理事長は、理事会での互選によって選出される。選出された理事長は、総会で承認されねばならない。なお、理事長は、上記2.の規定にかかわらず、指名によって若干名の理事を追加することができる。
4.(理事長の代行の選出)
 理事長は、事故等の理由で職務を遂行できない場合を想定して、理事の中からあらかじめ理事長代行を指名する。
5.(監事の選出及び定数)
 監事は、評議員会において理事に選出された者以外から互選する。選出される監事の定数は2名とし、総会で承認されねばならない。

○今回の、地域ごとの評議員定員は2007年4月現在の会員数を基に以下のように定めます。
   北海道・東北     ; 4名
   関東         ;10名
   東海・北陸・甲信越  ; 6名
   近畿         ;14名
   中国・四国・九州・沖縄; 6名
   計           40名

第48回日本社会医学会総会(名古屋)の成功へ

 理事会では、本レター1面のとおり、久永企画運営委員長からの提案を討議しました。また、第49回総会(2008年夏)を東京の関谷栄子先生に企画運営委員長、第50回総会(2009年夏)を北海道・札幌で開催する方向が上畑理事長から報告されました。札幌は、理事の波川京子先生や福地保馬先生らが、前向きに検討中です。
 機関誌「社会医学研究」は24巻がまもなく刊行され、25巻も2007年のうちに刊行される見込みとの報告が、山田裕一編集委員長からなされました。24巻は原著7編になります。
 機関誌「社会医学研究」は、査読つきの伝統ある機関誌です。ぜひ、投稿しましょう。最近刊は、ホームページから全文ダウンロードして読むことができます。会員の投稿料は基本的に無料です。
 2006年7月以降、16名の新入会員が入会されたという報告が行われました。入会を歓迎します。

日本社会医学会『奨励賞』 について

前回の第47回総会で、奨励賞は以下のように選定されました。
1 学会奨励賞の対象者
 @学会発表者の中から選定する。
 A学会員であること。
 Bおおむね40才未満の若手研究者
2 選考は座長の意見を聞いて、企画運営委員長の権限で決定する。企画運営委員長の任命により、選考委員会を若干名で構成する。
3 受賞者は学会最終時に発表する。表彰式に出席していただくため、内定をすみやかに連絡する。(樋端規邦記)

雑談のコーナー・ メタボリック?

 4月24日開催の理事会終了後に、有志の懇親の場がひらかれました。そこの話題は、昨今の厚生労働省がキャンペーンを張っており、特定健診など、次世代医療費削減策の「ホープ」としての「メタボリック症候群」騒動です。もちろん「メタボ」の対策が重要だということに異論はありませんが、「健康日本21」という音頭をとっていたころと比べて、現在の厚生労働省の施策にまったく連続性がなく、厚生労働科学研究費などの主任研究者も、かなり入れ替わって、心循環系、タバコ対策はすっかり後景にしりぞき、メタボ一点張りになってしまっています。
国民の健康問題を全面的に分析して、長期的な対策を樹立すべき厚生労働省がこんなことでは、困ったことです。
環境省も「あれあれっ?」です。環境アセスメントは、高速道路、ダム、廃棄物処理場、発電所など、大規模な事業を行う際に、周辺環境への影響を事業者が調査・予測・評価する仕組みです。1997年に法ができました。本年2月環境省が発表した、新「戦略的環境アセスメント」指針案は、「事業計画策定の段階で施設の規模や位置などについて複数案を設定するように要求」したものです。ところが、ここから発電所を除外することにしたらしいのです。電力事業者は猛烈な圧力をかけたといわれています。

会費の納入をお願いします。

 同封された郵便振替(00920-6-182953日本社会医学会)の用紙で、2006年度分会費と2007年度分会費の前納、及び未納分を納入してください。日付の記入のない部分が未納分です。
また、銀行振込(名古屋銀行 本店営業部・普3761624・ 日本社会医学会)もありますが、銀行の場合、振込済みの連絡が大変遅れますので、振り込んだ旨FAX(052-789-4363)やメールでご連絡ください。

社会医学会ニュースへの感想、意見、投稿を

 2006年度第2号(2007年5月発行)はいかがでしたか。会員の皆さまの投稿をお願いします。

「社会医学研究」にメールで投稿しましょう

編集委員長 山田裕一

 「社会医学研究」への投稿は、査読、改訂などを迅速化するために、原稿を電子ファイルとして以下のメール・アドレスへ送付されることを勧めます。
 u1yamada@kanazawa-med.ac.jp
電子ファイルでは、本文および表は、「MS Word」または「一太郎」を用いてください。図もGIF、TIF、JPEG、BMP、PDFで送付してください。
 なお、電子ファイルと同時に、A4紙に書かれた原稿1部(図、表を含む)を、「社会医学研究投稿原稿在中」と明記し、郵便にて下記に送付してください。
山田裕一編集委員長 〒921-0293 石川県河北郡内灘町大学1-1  金沢医科大学社会環境保健医学(衛生学)


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