日本社会医学会
社会医学会レター
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
社会医学会レター
日本社会医学会 2007-2号 2008年4月25日発行
事務局

〒464-8601 名古屋市千種区不老町
 名古屋大学情報連携基盤センター 宮尾研究室
 Tel/FAX: 052-789-4363 mmiyao@med.nagoya-u.ac.jp

目次 ・第 49回日本社会医学会総会 ご案内(第2報)
・社会医学研究第25号(2007)が刊行されました。
・日本社会医学会理事会が開催されました。
・日本社会医学会『奨励賞』について
・社会医学研究の編集事務局が名古屋に移転しました。
・上畑鉄之丞先生が「過労死サバイバル」を出版されました。
・会費の納入をお願いします。
・社会医学会ニュースへの感想、意見、投稿を
・「社会医学研究」にメールで投稿しましょう

第49回日本社会医学会総会 ご案内(第2報)

企画運営委員長 関谷 栄子(白梅学園短期大学)

 第49回日本社会医学会総会のご案内をいたします。「健康権の確立と共生社会を目指して」をメインテーマに、健康・福祉政策を検証し、政策提言を行うことをめざします。特別講演・シンポジウム・要望演題・一般演題及び自由集会の募集要領をお知らせいたします。全国からの参加をお待ちします。

第49回日本社会医学会 総会企画
総会日時:2008年7月12日(土)〜13日(日)
開催場所:東洋大学白山校舎 東京都文京区白山5-28-20
メインテーマ:<健康権の確立と共生社会を目指して>

 憲法25条の形骸化、公的責任の放棄、共助自助、など健康・福祉政策の自己責任への転嫁に対し、現代社会に生じる新たな健康課題への警鐘を鳴らし、政策課題を提言する社会医学を目指します。各専門分野からの学際的な発表を期待します。グローバル経済の破綻、地球環境の悪化、行財政破綻、労働環境悪化など健康への悪影響を糾し、これまで積み上げてきた権利としての健康を守り発展させる戦略を考えたいと思います。全国の皆様のご参加をお待ちいたします。

<特別講演> 2題
貧困と健康格差 近藤克則(日本福祉大学)
HIV予防とグローバルスタンダード 徳永瑞子(聖母大学教授)

<シンポジウム> テーマと主なシンポジスト
健康格差の実態と格差解消の地域戦略 星旦二(首都大学東京)他

<教育講演> 2題
健康生成論とストレス対処能力概念SOCのインパクト 山崎喜比古(東大)
社会調査・統計の基礎 片平洌彦(東洋大学)

<自由集会>
ホームレスの健康問題
後期高齢者医療および特定健診・保健指導問題・他

<要望課題・一般演題>
公衆衛生行政 地域保健 医療問題 環境問題 感染症  薬害 HIV対策 労働衛生 メンタルヘルス・自殺防止  過労死・労働災害 学校保健 障害児者福祉 ホームレス  高齢者保健 介護福祉問題 その他

自由集会の要望がありましたらふるって申し込んでください。

<演題申込要領>
一般演題の発表者の条件は原則として日本社会医学会員ですが、非会員のかたの発表も歓迎します。この機会に入会を歓迎いたします。

1.演題の申込方法
以下の項目をmailまたはフロッピイを郵送してください。
申込期日2008年5月10日(土)必着
(1)研究テーマ、(2)申込者氏名 (3)所属 (4)自宅住所 (5)連絡方法(email、fax、電話番号)

2.抄録送付方法
抄録送付期日 2008年6月7日(土)必着
一般演題・要望演題は、A4サイズ 1枚におさめる(図表含む)
(1)表題 (2)研究者氏名 (3)研究者の所属 (4)本文
表題は12ポイント 本文は10.5ポイントにしてください。

3.送信先
○Email:sekiya@shiraume.ac.jp
○郵送先:〒187-8570 東京都小平市小川町1−830
白梅学園短期大学 福祉援助学科 関谷研究室 気付
第49回日本社会医学会企画運営委員会宛
専任の事務局員は不在につき、電話による問い合わせはご遠慮下さい。

第49回総会の会場:東洋大学白山キャンパス
会場は、東洋大学の白山キャンパスです。東京メトロ南北線の「本駒込駅」(ほんこまごめ)、または、都営地下鉄三田(みた)線の「白山駅」(はくさん)から徒歩5分です。メイン会場は、6号館の地下1階6B11から6B14までです。初日の自由集会の1つと懇親会は、2号館の最上階・スカイホールで、開催されます。片平先生のおかげですばらしい会場を確保できました。
(初日の理事会・評議員会は、6号館1階第3会議室)

白山キャンパス

社会医学研究第25号(2007)が刊行されました。

 このレターが同封されて、「社会医学研究」第25号が、全会員に送付されました。
総説2編、報告1編、原著4編の力のこもった論文です。まもなく日本社会医学会のホームページからも読めるようになります。

<総説>
1. 韓国における産業医学の歩みと展望(金 良昊)
2. 建設業をめぐる石綿問題と今後の課題(柴田英治、他)
<報告>
3. 大阪におけるホームレスへの健康支援_社会医学を学ぶ者たちの実践的研究_(逢坂隆子、他)
<原著>
4. 都市部青壮年女性の就業状態における生活満足感の規定要因に関する研究(高 燕、他)
5. 病院勤務からの離職を希望する医師の労働負担と疲労(垰田和史、他)
6. 患者の立場からみた心の病の職場復帰(藤野ゆき)
7. 都市在宅高齢者における精神的健康と身体的健康の経年変化とその因果関係(劉 新宇、他)

山田裕一編集委員長の「編集後記」

 私事ながら、勤務先大学内での職務が変わり、本紙「社会医学研究」の編集業務を円滑に行うことが困難になり、本号の編集作業に大きな支障をきたしてしまいました。大変申し訳ありません。2007年内の発刊を目指していましたが、とうとうこの時期まで遅れてしまいました。なんとか「年度内」という言い訳ができる範囲内の遅れであればと願っています。
 Publish or perishということばは、けっして好きではありませんが、大学というところに身を置いている限りは、無視するわけにはいきません。実際、研究すること自体は好きだし、早いけれども、論文を書くことはきわめて遅いという人がいることは知っています。しかし、誤解を恐れずに言えば、論文を書けるように研究を出来ない人は、やはり良い研究者とは言いがたいと思うのです。勿論、論文化を意識しすぎるあまり、データの捏造は言語道断だとしても、研究テーマを狭く絞りすぎて、論文にはなったものの社会には何のインパクトも与えない内容の浅いものになってしまうというのも問題だとは思います。それにしても、論文にしないで社会影響がゼロのままより、幾分かはインパクトを与えるかも知れない分だけ、論文化することに意味はあると言えるでしょう。
 書き上げた原稿はできるだけ早く印刷され、公表されたいものです。投稿から査読、発刊までの時間は短いほど喜ばしいものです。そんな雑誌なら、論文を書き上げたと同時に、気軽に投稿も出来ると言うものでしょう。本誌の発刊の迅速化(その結果として複数号発刊)は本当に必要です。そんな思いを引き継いでいただける方に、編集長の重責をお願いしたいと思っています。

日本社会医学会理事会が開催されました。

 2008年4月19日(土)午後2時から東洋大学白山キャンパスにおいて、社会医学会理事会が開催され、10名が参加しました。
 議題は、1)第49回総会について 2)社会医学研究の発行 3)組織の現状 4)その他 でした。上畑理事長のあいさつ、関谷企画運営委員長の総会企画、片平理事の会場説明、山田編集委員長の第25号発行と今後の編集体制、宮尾理事の学会現勢・財政状況などの報告と討議がなされました。会員数は現在373名で、前回総会以降、10名の新入会員がありました。会費納入率は、2006年度83%、2007年度73%、2008年度5%で、2008年度分の納入努力が確認されました。現在、理事名簿に掲載されている北原先生は、理事を辞退されていることが確認されました。(同一大学から理事が複数いることが辞退の理由です)
 第49回総会(東京)を成功させることを確認しました。カラーのポスター(PDF)を各方面に送付します。

日本社会医学会『奨励賞』 について

第47回総会で、奨励賞は以下のような選定方法となりました。第49回でも5演題が選ばれます。ふるって、力作を発表してください。
1 学会奨励賞の対象者
 (1)学会発表者の中から選定する。
 (2)学会員であること。
 (3)おおむね40才未満の若手研究者
2 選考は座長の意見を聞いて、企画運営委員長の権限で決定する。企画運営委員長の任命により、選考委員会を若干名で構成する。
3 受賞者は学会最終時に発表する。表彰式に出席していただくため、内定をすみやかに連絡する。

社会医学研究の編集事務局が名古屋に移転しました。

 山田裕一編集委員長(金沢医大)の学長就任に伴って、編集事務を学会本部事務局の名古屋大学に移転することになりました。 編集委員長は、ひきつづき山田先生ですが、実務は名古屋大学で行います。投稿先は、山田先生の方にお願いします。査読の連絡、校正などは、名古屋から行われます。

上畑鉄之丞先生が「過労死サバイバル」を出版されました。

 過労死研究の大家である本学会理事長の上畑鉄之丞先生が、中央法規から、「過労死サバイバル −仕事ストレスが心身を蝕む前に」を発刊されました。
1,300円+税、2007年12月発行
ISBN 978-4-8058-3007
 長時間労働、過重労働、不規則労働、人間関係悪化・・働きすぎで、死んではいけない。と力説しています。

会費の納入をお願いします。

 同封された郵便振替(00920-6-182953日本社会医学会)の用紙で、2007年度と2008年度分会費、未納分を、納入してください。2008年度分の納入を開始します。日付の記入のない部分が未納分です。
 また、銀行振込(名古屋銀行 本店営業部普3761624 日本社会医学会)もあります。銀行の場合、口座名が会員名と異なるならば、その旨FAX(052-789-4363)やメールでご連絡ください。

社会医学会ニュースへの感想、意見、投稿を

 2007年度第1号(2008年4月発行)はいかがでしたか。会員の皆さまの投稿をお願いします。

「社会医学研究」にメールで投稿しましょう

編集委員長 山田裕一

 「社会医学研究」への投稿は、査読、改訂などを迅速化するために、原稿を電子ファイルとして以下のメール・アドレスへ送付されることを勧めます。
 u1yamada@kanazawa-med.ac.jp
(アドレスの最初の「U1」は「U」と「数字の1」で、「ユーイチ」を表しています−−−レター発行者注)
 電子ファイルでは、本文および表は、「MS Word」または「一太郎」を用いてください。図もGIF、TIF、JPEG、BMP、PDFで送付してください。
 なお、電子ファイルと同時に、A4紙に書かれた原稿1部(図、表を含む)を、「社会医学研究投稿原稿在中」と明記し、郵便にて下記に送付してください。
山田裕一編集委員長 〒921-0293 石川県河北郡内灘町大学1-1  金沢医科大学社会環境保健医学(衛生学)


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