日本社会医学会
社会医学会レター
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
社会医学会レター
日本社会医学会 2009-2号 2010年3月15日発行
事務局

〒464-8601 名古屋市千種区不老町
 名古屋大学情報連携基盤センター 宮尾研究室
 Tel/FAX: 052-789-4363 mmiyao@med.nagoya-u.ac.jp

目次 ・第51回日本社会医学会総会 ご案内(第2報)
・第51回総会の会場:関西福祉科学大学
・社会医学研究 第27巻1号(2009)が刊行されました。
・第26巻1号の編集後記から
・6月までに、社会医学研究第27巻2号が発行されます
・インターネットで、社会医学会・旧社会医学研究会の記録が50年分読めます。
・会費の納入をお願いします。
・社会医学会レターへの感想、意見、投稿を

第51回日本社会医学会総会

会場のご案内
スケジュール

第51回日本社会医学会総会 ご案内(第2報)

企画運営委員長 三戸秀樹(関西福祉科学大学)

大阪には古くから社会医学的テーマが多種多彩存在しており、それはあたかもデパートのごとく・・・と指摘されていました。現在も掘り下げれば、沢山の課題が浮上してまいります。すでに解決していたかのように思われた石綿問題は、再びクボタショックという言葉を生みました。このような人命を軽視する人のこころは一体どのようなものなのでしょうか。福祉系大学でお世話します本学会においては、福祉的視点からの社会的テーマや問題提起も加えたく考えております。ワーキングプアから透けて見える貧困は、ふたたび“貧乏と医学”の関係を取り上げる時期に来ているようにも思います。全国の皆様のご参加をお待ちいたします。

第51回日本社会医学会総会 プログラム(第2報)
総会日時:2010年7月3日(土)〜4日(日)
開催場所:関西福祉科学大学 大阪府柏原市旭ヶ丘3-11-1

メインテーマ:<貧困と社会医学:時代の変換点にたって>
2010年7月3日(土)
10:00〜11:00  理事会
11:00〜12:00 評議員会
13:00〜13:10 開会挨拶・理事長挨拶
13:10〜14:40 シンポジウム1 「現代的貧困の諸相(依頼中)」
14:45〜16:00 特別講演 Paul Jobin先生(University of Paris Diderot,French Centre for Research on Contemporary China)「過重労働関連(調整中)」
16:10〜17:20 一般演題 4会場使用可能
17:30〜18:30 自由集会 4会場使用可能
18:45〜20:30 懇親会 学園本館2階食堂

2010年7月4日(日)
10:00〜11:00  一般演題 4会場使用可
11:00〜12:00 教育講演 「派遣労働と法律関連(仮)」
脇田滋先生(龍谷大学)
12:00〜13:00 昼食・総会
13:10〜14:40 シンポジウム2 「子どもと親と教員の健康をまもる視点で特別支援教育(学校)を考える」
14:50〜15:50 一般演題 4会場使用可
16:00〜16:15 奨励賞表彰式・閉会

<要望課題・一般演題>:
公衆衛生行政、地域保健、医療問題、環境問題、感染症、薬害、HIV対策、労働衛生、メンタルヘルス、過労死、労働災害、雇用、学校保健、障害児・者福祉、ホームレス、高齢者保健、介護、大麻汚染、アスベスト、その他

2010年4月23日(金):演題締め切り
2010年5月28日(金):抄録締め切り・予約参加締め切り
参加費:会員3千円 非会員4千円 院生・学生千円 懇親会4千円
【参加費については事務作業円滑化のため、できるだけ事前に下記郵便口座にお振り込み下さい。懇親会費は当日申し受けます。】
口座(郵便)
名称:第51回日本社会医学会総会企画運営委員会
口座番号:00930-2-125695

大会事務局:〒582-0026 関西福祉科学大学健康福祉科学部健康科学科 三戸 秀樹
 Phone/FAX: 072-978-0765
 E-mail:socialmed51@fuksi-kagk-u.ac.jp
 (fukusiではなく、fuksiです。kagakuではなく、kagkです。)

<演題申込要領>
一般演題の発表者の条件は原則として日本社会医学会員ですが、非会員のかたの発表も歓迎します。この機会に入会を歓迎いたします。

1.演題の申込方法
以下の項目をメールか郵便で、登録して下さい。
申込期日2010年4月23日(金)必着
 (1)発表テーマ
 (2)申込者氏名
 (3)所属
 (4)住所
 (5)連絡方法(email、fax、電話番号)
 (6)懇親会への出欠

2.予約参加の申込方法(演題発表の申し込み者は不要)
以下の項目をメールか郵便で登録して下さい。
申込期日2010年5月28日(金)
 (1)申込者氏名
 (2)所属
 (3)住所
 (4)連絡方法(email、fax、電話番号)
 (5)懇親会への出欠
・当日参加も受け付けますが、混雑回避のためできるだけ予約参加をお願い致します。

3.抄録送付方法
抄録送付期日 2010年5月28日(金)必着
一般演題・要望演題は、A4サイズ 1枚におさめる。
 ①表題
 ②研究者氏名
 ③研究者の所属
 ③本文
表題は12ポイント 本文は10.5ポイントです。

4送信先
○E-mail:socialmed51@fuksi-kagk-u.ac.jp
○郵送先:582-0026 大阪府柏原市旭ヶ丘3-11-1
関西福祉科学大学健康福祉科学部健康科学科
第51回日本社会医学会企画運営委員会 宛
電話による問い合わせはご遠慮下さい。

第51回総会の会場:関西福祉科学大学

会場は、〒582-0026 大阪府柏原市旭ヶ丘3-11-1関西福祉科学大学です。近鉄大阪線「河内国分」駅(急行停車) 下車、徒歩12分。タクシーで700円足らず 「まがたま橋・関西福祉科学大学正門」と言ってください。
鶴橋発 急行 青山町駅行き 又は宇治山田駅行き (大阪上本町発でもOK)鶴橋発 準急 榛原(はるはら)駅行き 河内国分駅 下車
鶴橋発急行、毎時17, 38, 55分発(10〜15時台) 所要16分
※もうすぐダイヤが変わるそうです。





社会医学研究 第27巻1号(2009)が刊行されました。

 このレターが同封されて、「社会医学研究」第27号1号が、全会員に送付されました。
 原著5編、報告1編、総説1編の力のこもった論文です。まもなく日本社会医学会のホームページからも読めるようになります。
−原著−
1.  都道府県別要介護認定割合の較差と保健師活動との関連
(渡部 月子、他)
2.  終末期医療における在宅療養の課題
(杉琴さやこ、他)
3.  精神保健福祉士の抑うつ症状とその関連要因
(岡田 栄作、他)
4.  在宅要介護高齢者が経験する苦痛と困難およびそれらの心理的影響に関する研究
(楠永 敏惠、他)
5.  高校生の子をもつ中年期女性のメンタルヘルスと地域との関わり及び地域のソーシャル・キャピタルとの関連性の検討
(木村美也子、他)
−報告−
6.  健康食品の素材のヒトにおける有効性に関する考察
−生活習慣病に対する健康食品の素材について−
(川添 禎浩、他)
−総説−
7.  社会正義とその教育
−フィールドと倫理教育を結ぶ一考察−
(志賀 文哉)

第26巻1号の編集後記から

 みなさま、社会医学研究第27 巻1 号に掲載された質の高い論文をご覧ください。渡部月子氏は、保健師数が多い県では、高齢者有業割合が高まり、結果的に要介護認定割合を低下させていることを示している。杉琴さやこ氏らは、終末期医療における在宅療養の課題を実証している。岡田栄作氏らは、精神保健福祉士635 名を対象として、精神保健福祉士の抑うつとの関連要因として、技術を要求されるが裁量が少なく、上司、同僚からのサポートが得にくいことを報告している。楠永敏惠氏らは、在宅要介護高齢者が経験する苦痛と困難として、「心身機能の衰えによる日常生活上の困難」「改善する手段のない疼痛と不快感」などを抽出している。木村美也子らは、高校生の子をもつ中年期女性のメンタルヘルスと地域との関わり及び地域のソーシャル・キャピタルとの関連性として、高等学校生徒保護者1,530 名を調査し、地域活動積極度、地域活動参加頻度共にメンタルヘルスと有意な関連性を有し、中年期の女性のメンタルヘルスに対し、地域のソーシャル・キャピタルの重要生を指摘している。川添禎浩氏らは、健康食品の素材のヒトにおける有効性に関して考察し、生活習慣病に対する健康食品の科学的な実証があるのは、調査した92 素材の内で37 素材であることを明らかにしている。志賀文哉氏は、ソーシャルワークの原理の一つである「社会正義」に注目し、倫理綱領における位置づけと実践を検討している。
 編集委員長を拝命してから、一年あまりが経過しました。パソコンのクラッシュなどがあり、質の高い多くの投稿をいただきながら、発行がやや遅れてしまいましたこと、誠に申し訳ありませんでした。 ご多忙中にもかかわらず、査読いただきました先生方には心より感謝いたします。また、全てのプロセスで、宮尾克先生には大層お世話になりました。心より感謝いたします。次号(第27 巻2 号)は、大阪の総会前にできますように、努力いたしますので、引き続きご投稿をよろしくお願いします。

(星 旦二)

査読者の皆さま(五十音順・敬称略)多忙な中をありがとうございました。
天笠崇、 片平洌彦、北原照代、 黒岩晴子、黒田研二、 高阪悠二、榊原久孝、神馬征峰、関谷栄子、高鳥毛敏雄、千田忠男、戸ヶ里泰典、中島晃、中村賢治、中本稔、波川京子、広瀬俊雄、藤原奈佳子、松原三智子、三戸秀樹の先生方

6月までに、社会医学研究第27巻2号が発行されます

年2回発行の「社会医学研究」に、すぐに投稿しましょう
論文原稿 大募集中です。
 このレターとともに、社会医学研究第27巻1号が発送されました。2009年度は、年度末の6月までに、もう1号発行できそうです。査読のしっかりした学術雑誌、落とすためではなく、掲載する方向で、前向きに査読される雑誌、社会医学研究に、ぜひ論文を投稿しましょう。
 社会医学系の他誌は、査読が厳しいものがありますが、社会医学研究は、可能な限り論文を掲載する方向で、編集しています。とはいっても、学術雑誌のレベルはしっかり維持・向上するために、懇切丁寧な前向きの査読、英文チェックを行います。
 「社会医学研究」へ投稿される原稿の査読、改訂などの手続きを迅速化するために、原稿を電子ファイルとして以下のメール・アドレスへ送付ください。
star@onyx.dti.ne.jp (星 旦二 編集委員長)。
星からの返信を受付済みといたします。電子ファイルとして投稿する場合、本文および表は必ず、「MS Word」または「一太郎」のワープロ・ソフトを用いてください。
可能ならば、図もGIF、TIF、JPEG またはBMP で同時に送付してください。
〒260-0013 多摩市桜ヶ丘3-14-10 首都大学東京都市環境学部大学院・都市システム科学専攻
投稿規程などは、http://ergo.itc.nagoya-u.ac.jp/shakai-igakukai/

インターネットで、社会医学会・旧社会医学研究会の記録が50年分読めます。

 昨年の社会医学会50周年事業の一環として、日本社会医学会のウエブが充実しました。
1959年の社会医学研究会創立準備会、1960年の創立総会をはじめ、50年間の全記録が収録されています。
 このように、豊富な社会医学の歴史が学べるサイトは、他ではありません。
 機関誌「社会医学研究」の全論文がダウンロードできます。リハビリテーション・障害者問題の研究者からも、豊富な内容の論文が多いことに感嘆の声が届いています。
 ぜひご覧ください。グーグルでも検索できます。
http://ergo.itc.nagoya-u.ac.jp/shakai-igakukai/

会費の納入をお願いします。

 同封された郵便振替(00920-6-182953日本社会医学会)の用紙で、2007年度と2008年度分、2009年度分会費、未納分を、納入してください。日付の記入のない部分が未納分です。
 また、銀行振込(名古屋銀行 本店営業部普3761624 日本社会医学会)もあります。銀行の場合、口座名が会員名と異なるならば、その旨FAX(052-789-4363)やメールでご連絡ください。

社会医学会レターへの感想、意見、投稿を

 2009年度第2号(2010年3月発行)はいかがでしたか。会員の皆さまの投稿をお願いします。
 本レターに関するご意見、質問をお寄せください。事務局(長谷川・棚橋)
 お問い合わせは、mmiyao@med.nagoya-u.ac.jp

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