日本社会医学会
社会医学会レター
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
社会医学会レター
日本社会医学会 2010-2号 2011年4月10日発行
事務局

〒464-8601 名古屋市千種区不老町
 名古屋大学情報連携基盤センター 宮尾研究室
 Tel/FAX: 052-789-4363 mmiyao@med.nagoya-u.ac.jp

目次 ・第52回日本社会医学会総会 ご案内(第2報)
・第52回日本社会医学会総会のご案内
・学会前日(7月22日・金)夕べ・岩瀬浜エクスカーションのご案内
・社会医学研究 第28巻1号(2011)が刊行されました。
・東北・関東地方の日本社会医学会会員の皆さまへ
・会費の納入をお願いします。
・社会医学会レターへの感想、意見、投稿を

第52回日本社会医学会総会 ご案内(第2報)

企画運営委員長 寺西秀豊(富山大学)

 このたび第52回日本社会医学会総会を富山で開催することとなりました。2011年7月23日(土)〜24日(日)、富山大学五福キャンパスを会場として開催されます。
 第52回日本社会医学会総会は、「地域における暮らし、仕事、健康と社会医学」をメインテーマに開催されますが、富山の地域性を踏まえながら、国際性豊かな学会にしたいと考えております。今回は富山大学、東アジアプロジェクト研究者の方々のご協力を得られ、大変有難く思っています。長期経済不況下の国民の健康問題を社会医学的観点から包括的にとらえ解決を展望する学会にしたいと考えております。
 皆様におかれましては、私どもの趣旨をおくみ取り頂き、ぜひ、積極的なご参加をお願いいたします。

第52回日本社会医学会総会 プログラム(第2報)
総会日時:2011年7月23日(土)〜24日(日)
開催場所:富山大学五福キャンパス (富山市五福3190)
       共通教育棟 黒田講堂
メインテーマ:
<地域における暮らし、仕事、健康と社会医学>

2011年7月23日(土) 案
9:30〜10:30  理事会
10:30〜11:30  評議員会
12:30〜12:40  開会挨拶・理事長挨拶
12:40〜14:30  シンポジウム1
14:40〜15:40  特別講演
15:50〜16:50  一般演題
17:00〜18:00  ミニシンポ
18:30〜    懇親会

2010年7月24日(日) 案
10:00〜11:00  一般演題
11:10〜12:10  教育講演
12:10〜13:00  昼食・総会・奨励賞表彰式
13:10〜16:40  シンポジウム2・一般演題
16:45〜17:00  閉会

<シンポジウム1>
テーマ:社会の安全と人権
「安全重視の社会設計」をいくつかの観点から問い直す予定です。シンポジストを含め、詳細は調整中です。

<シンポジウム2>
テーマ:イタイイタイ病の教訓と東アジアの環境問題
(公開、富山大学・東アジア・プロジェクトと共催)

<要望課題・一般演題>
母子・学校保健、高齢者介護・障がい、環境公害、農村労働、労働衛生、 地域保健、薬害、メンタルヘルス、格差・貧困、医療保障、他
2011年4月30日(土):演題締め切り(延長されました)
2011年 5月31日(火):抄録締め切り・予約参加締め切り
参加費:会員3千円 (非会員4千円) 懇親会4千円
大会事務局:〒930-8555 富山市五福3190 富山大学人間発達科学部 志賀文哉事務局長Phone/FAX: 076-445-6276
E-mail:fshiga@edu.u-toyama.ac.jp
HP:http://www.miyao.i.is.nagoya-u.ac.jp/52shakai-igaku/

<演題申込要領>
 本総会での発表形式はすべて口演です。筆頭発表者は学会員に限ります。学会員でない方はご入会ください。
 発表の申し込みを4月30日(土)までに、書面またはeメールで下記の連絡先あてに行ってください。
 発表抄録の提出の締め切りは5月31日です。締め切りを厳守してください。抄録の受け取りをもって、発表の申し込みも完了といたします
 一般発表の口演抄録は、ホームページからダウンロードできる記載例を参考にして、A4版用紙(タテ)に原則として横書きで、明朝体で記載してください。抄録の分量は図表を含めてA4版2枚までです。
 用紙の最上段に発表演題名を12ポイントの太字で記載し、中央揃えにしてください。
 演題名から1行空けて、同じく12ポイントの普通字体で、発表者の名前(口演者の前には○印)と所属(カッコの中に、省略した形で記載)を順次記載してください。
 発表者名から1行空けて本文(10.5ポイントで2段組)を記載してください。【目的】【方法】【結果と考察】【結論】などの区切り名を10.5ポイントの太字、内容は普通字体で記載してください。
 表や図は本文の2段組の片方の段か、用紙中央部に挿入してください。表の題名は表の上に記載し、注釈は下に記載し、図の題名、注釈はともに図の下に記載してください。
 抄録は、腰が強いA4版白紙に印刷して、厚紙などを下敷きにして封筒に入れ、「日本社会医学会発表抄録在中」と朱書きして、希望する発表区分を記載した書面とともに以下の連絡先に送付するか、またはMS Word(いずれの年の版でも可)あるいはPDF形式の電子ファイルとして、抄録を送付する旨と希望発表区分を記載したeメールに添付して下記アドレス宛に送付してください。

連絡先:〒920-0293 石川県河北郡内灘町大学1-1
    金沢医科大学衛生学教室
eメール:hygiene@kanazawa-med.ac.jp
一般演題発表申込書と例文データ(MS-Word形式)
http://www.miyao.i.is.nagoya-u.ac.jp/52shakai-igaku/
日本社会医学会のHP(上記URL)からもリンクしています。

第52回日本社会医学会総会のご案内

企画運営委員長 寺西秀豊(富山大学)

 第52回日本社会医学会総会は、2011年7月23日〜24日に富山県富山市において富山大学五福キャンパスを会場に開催されます。富山での開催は1984年第25回総会開催以来、実に27年ぶりの開催となります。日本社会医学会は、1960年に創設された社会医学研究会(社医研)の伝統を受け継ぎ、1999年に「日本社会医学会」として発展、改称された学会です。現在、会員は医療関係者だけでなく福祉や教育関係者等を含め約400人にのぼります。学会では地域における難病者、高齢者・障害者問題、公害・環境汚染、薬害、過労死・職業病、母子・小児保健などさまざまな課題が取り上げられ、社会的ならびに医学的観点から議論され、解明されてきています。社会医学会は、国民の健康や生活に生じる問題と社会的要因との関わりを解明し、予防対策等を自由闊達に議論し解決策を提案する場となっています。年一度の総会と、地方例会や機関誌「社会医学研究」の発行を通じて、国民の健康問題に取り組んでいます。
 第52回日本社会医学会総会は「地域における暮らし、仕事、健康と社会医学」をメインテーマに、富山大学五福キャンパスの黒田講堂等を会場に開催されます。企画には大学の研究者だけでなく、住民生活の近いところで日々活躍されている方からの健康に関わる発題も加えてあります。富山県は立山連峰がそびえ、日本海の幸にも恵まれた地域です。JR北陸線「富山」駅から学会会場までは、路面電車が運行しており、地域と社会医学を考えるにふさわしい環境と考えられます。
 今回のメインテーマ、シンポジウム等についてはプレ企画「地方における暮らし、健康、人権と社会医学」をふまえて論議したものです。総会の詳細なプログラムについては、関係機関等のご意見を伺い、さらに包括的な内容の学会にしたいと考えております。皆様におかれましては、私どもの趣旨をおくみ取り頂き、本学会にご協力、ご参加くださいますようお願いします。

学会前日(7月22日・金)夕べ・岩瀬浜エクスカーションのご案内

第52回日本社会医学会総会企画運営委員会事務局

 富山市は「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」を核に、人と地球環境に優しいまちづくりを進めています。その象徴がLRT(Light Rail Transitという路面電車で、富山駅正面口から市内循環と富山大学および南富山駅行きの3系統の旧市電(現在は富山地鉄市内軌道線)が発着しています。学会会場(富山大学)へも、この路面電車をご利用ください。平成18年から旧JR西日本富山港線を転用、改装した「富山ライトレール」が開業し、富山駅北口から富山湾岸の岩瀬浜駅までを繋いでいます。
 企画運営委員会は学会開催前日の夕刻に、この富山ライトレールに乗車して終点の岩瀬浜を訪ね、その町並みを鑑賞するとともに当地の鮮魚を味わうエクスカーションを企画しました。
 富山市の岩瀬は延喜式(927)に名が見られ、室町時代末の「廻船式目」に定める三津七湊(伊勢安濃津、筑前博多津、和泉堺津、越前三国湊、加賀本吉湊、能登輪島湊、越中岩瀬湊、越後今町湊、 出羽土崎湊、津軽十三湊)の1つにも数えられた日本最古の港町です。江戸時代には北前船の寄港地として栄え、本藩である加賀藩の御蔵が建ち並び、年貢米がここから大阪へ運ばれました。特に五大家と呼ばれる馬場家、米田家、森家、畠山家、宮城家の廻船問屋は繁栄を極め、また、加賀藩が参勤交代に使用する街道(北国街道)沿いでもあったことから、岩瀬には多くの旅人や物資が集りました。今なお「北前船廻船問屋」森家をはじめ、多くの町屋が軒を連ねる古い町並みが残されています。
 町並みを鑑賞した後、明治44年開業当時の家屋が使われている料亭「松月」で、豪快な磯料理を満喫しましょう。予算は8千円程度の目安です。申込み順に15名程度を定員とします。詳細は第52回総会のホームページでお知らせしますので、参加をご希望の方は、22日午後4時頃までには富山駅に着くよう予定を立ててください。

社会医学研究 第28巻1号(2011)が刊行されました。

 このレターが同封されて、「社会医学研究」第28巻1号が、全会員に送付されました。
 原著7編、総説1編の力のこもった論文です。まもなく日本社会医学会のホームページからも読めるようになります。

−原著−
1 Steadily decreasing proportion of overlooked dementia in the community-dwelling Japanese elderly: six-year follow-up in an urban population (Chisako Yamamoto, et al.)
2 中国における高校教員の労働ストレス(王 穎)
3 物語世界からみた脳卒中者の健康行動−帰属理論から読み解く行動実践プロセス−(結城 俊也、他)
4 茨城県5 市町における障害者の割合の経年変化による介護予防事業のアウトカム評価の試み(栗盛寿雅子、他)
5 認知症の人に対する態度に関連する要因−認知症に関する態度尺度と知識尺度の作成−(金 高、他)
6 Lifestyle characteristics of dietary supplement users from a Japanese civil servant population(Takaaki Kondo, et al.)
7 介護予防システムを推進する活動−保健師と住民との協働に焦点をあてて−(吉田礼維子、他)
−総説−
8 地域資源の活性化(志賀 文哉、他)

東北・関東地方の日本社会医学会会員の皆さまへ

 3月11日に発生した東北関東大地震および大津波に被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。この震災では、太平洋沿岸の東北地方を中心に本当に多くの尊い命が犠牲になりました。今でも、30万人以上の方が避難生活を余儀なくされており、この中で、すでに30人近くの方が被災や避難によるストレスや環境悪化のため、体調に異常をきたして亡くなられています。
 皆さまの中にも、この震災、大津波で最愛のご家族、ご親族を亡くされた方もいらっしゃるかもしれません。心からお悔やみ申し上げます。幸いにして大きな被害は免れたとしても、今後への不安の中、日々、不自由な生活を余儀なくされていらっしゃることと拝察をいたします。
 千年に一度かとさえ言われるほどの未曾有の大地震、大津波で、この災害を予測することはきわめて困難であったとは言えますが、日ごろの防災設備や組織のあり方については、今後、十分に検討されなければなりません。特に、あれほどに万々が一の安全性を求められてきた原子力発電所の、意外なほどの脆弱さを見せ付けられたような思いがします。
 日本社会医学会としても、今後、可能な限りの支援と問題の究明に取り組みたいと考えておりますが、皆さまのご健康と被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

2011年3月17日

会費の納入をお願いします。

 同封された郵便振替(00920-6-182953日本社会医学会)の用紙で、2008年度と2009年度分、2010年度分会費、未納分を、納入してください。2011年度前納も歓迎です。日付の記入のない部分が未納分です。
 また、銀行振込(名古屋銀行 本店営業部普3761624 日本社会医学会)もあります。銀行の場合、口座名が会員名と異なるならば、その旨FAX(052-789-4363)やメールでご連絡ください。

社会医学会レターへの感想、意見、投稿を

 2010年度第2号(2011年4月発行)はいかがでしたか。会員の皆さまの投稿をお願いします。

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